9月20日、昨日のKathmandu往復の疲れが残り、喉の調子も悪い。明け方から咳が出る。熱は無いし、喉の痛みもそれほどではない。軽い気管支炎なのだろう。Proさんから貰った薬セットから、咳止めを捜す。Proさんの人柄を伺えるパッケージングは、見るたびに関心してしまう。咳止めのパッケージには三種類が入っいる。咳止めなんて飲んだことは無いので、1回の必要錠剤が多いタブレットから試す。
スリエさんが説明する気象観測と病害予測の最終原稿を三人で確認する。来てもらったメンバーに対しては、0先生が持ち込んだH社のZカレーをもてなすことは前夜に了解を得ていた。Santyさんに食材の有無を尋ね、不足する肉、野菜の買い出しにO先生と街へ出る。夕立が来そうな空を眺めつつ、Santyさんから聞いた旧家に近い店を捜す。旧家を過ぎても店は見つからず、以前のお祭り舞台となった広場の近くで肉屋を見つけた。通りに面した台には何もなく、店の奥には暇そうにした女性が居る。チキン半分と言うと、台の下から半身のチキンを取り出し、計量する。値段がネパール語なので、分からない。困った女性は、隣の店に声を掛ける。店からは同じ年頃の女性が出てきて、O先生のスマホ電卓に値段を示す。なかなか良い方法だ。半身の肉はいつの間にかに5cm各程度に裁断されていたのに気付いたのは、調理を始めてからだった。少額のルピーが無かったので、その両替も支払いも隣の女性がやってくれた。肉屋の女性と分かれるときは、万能のNamasute、怖い顔が優しくなる。来た道を戻り、旧家近くの八百屋で野菜をみていると、スリエさんがバイクでやって来た。玉ねぎ、人参を購入する。遠くで雷鳴があり、夕立の気配が濃厚となった。急ぎ足でスリエ宅に戻り、16時から札幌のF氏とZoomミーティング、Susaさんの登場にF氏は大喜びする。明日の進行内容を一通り説明する。
夕食前の時間を利用して、カレーを料理する。料理すると言っても、ジャガイモの芽を取り、表皮を削り、人参削り、玉ねぎ剥いてみじん切り、その他は乱切り。肉屋で細かくなった肉は、骨付きのままさらに一口大とする。オイルをフライパンに入れ、低温の内に刻んだにんにくを浸す。オイルの温度が上がったら、みじん切りの玉ねぎを茶色になるまで炒め、肉の表面を焼く。肉を一旦取り出し、空いたフライパンに野菜を投入、しばし炒める。玉ねぎが少ししんなりしてきたら、大鍋に野菜を移し、水を注ぐ。煮立ったら、生姜とりんごを擦り下ろした肉を投入、ローリエを入れて、煮込む。ギャラリーのSantyさん、Susaさんの興味津々の視線を感じながら作業する。あー面倒くさい、世界中の主婦はこんな面倒なことを四六時中実施しているのかと思うとともに、料理は世界共通語なのかなとも思う。
夕食をスリエさんと取り、部屋に戻る。休むと咳が出る。交感神経と副交感神経の関係だろうか。三度目のタブレットを飲み込んだ。