Sankhu-9

 9月17日(火曜日)目が覚めると、いつものように外は暗く、コケコッコーとワンワンワン。スリエさんは5時半ごろに出かけるのが分かる。Nexagのことが気になりつつも、ミーティングの会話をどのようにすすめるかが課題だった。頭に浮かぶ方法を整理する。Google 翻訳は日本語をネパール語で変換すれば、そのまま発音してくれる。スマホ、PCでも使えるし、履歴を使えば、事前に発言内容を入力しておける。NPOのWebも言語変換機能があるので、目次や概要をネパール語で示すことはできる。課題は、今週末は通訳者を予定していないので、集まったメンバーの発言を我々がどのように理解するかである。日本語と同様にGoogle翻訳は使えるが、変換には発言をゆっくり、短くする必要がある。他に、NPOのWebに付加したFolum機能を使い、ネパール語か英語でテーマ毎に打ち込んでもらい、我々のPCで日本語化する方法もある。キーを叩いていると、O先生も動き出された。

 バジルティーの塩加減にはいつも関心させられる。朝食前に観測機器の点検に向かうが、これまで夕立に捕まった時、トレッキング・ブーツは雨で中まで濡れてしまう。どうやら、ゴアテックスの機能が低下しているようだ。スリエさんはまだ戻っていないので、サンティーさんに「ゴム長靴をかしてもらえないか?」とGoogle翻訳でお願いする。彼女は直ぐに外へでて、ガーデニング用の長靴を貸してくれた。雨は止んだが、濡れた稲と雑草の踏み跡をステーションまで向かう。観測機器の外観に以上は無い。本体下にむき出しで置いたバッテリーも濡れた様子は無い。Nexag本体蓋を開けると、ソーラーチャージ・ランプは、曇り空でも緑点灯、バッテリー電圧も赤点灯で異常は無かった。e-DISPの画面は、1時間に1回の送信時以外は、何も表示されないので、メイン電源をOFF、e-DISPのパネルボタンを押しながら、メイン電源をONする。しばらe-DISPパネルボタンを押し続けるが、画面には何の表示も無い。

 O先生も心配されやって来た。以前、ハウス骨材の竹に足を捕られ、水田へ落ちているので、私一人で行と言ったのに。e-DISPを本体から外し、O先生の手を借りてバッテリーと直結する。e-DISPは起動画面を表示する。バッテリー、e-DISPに問題はなさそうだ。となると、計測子機との関係か。

DDLのMさんからは、本体機器内の配線を撮影して欲しいとの指示があった。内部配線を撮影していると、電源コントローラーと接続する白いBoxをつなぐ白い配線にすすのような物があった。ドライバーでネジを外し、内部を確認すると、トランジスター素子とBox内部の一部が煤けているのが分かった。多分、これが電源供給を妨げているのだろうが、その原因は不明である。

 部屋に戻り、札幌のFさんとZoomをする。こちらの作業状況、ミーティング準備を説明し、私からは回路の焼損状況を伝える。時差の関係からDDLのMさんには、内部配線写真は明日見てください。と既にメールしていたが、焼損のことを伝えるため、Google Driveに一連の写真をアップし、メッセージを送信した。Mさんからは明日、ハード担当者に見せて、判断するとの返信があった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Translate »