Avalanche topic01

01 Yamakoziki

 以下の個人装備がなければ、参加を認めないことを条件にしてください。
ビーコン、携帯プローブ(ゾンデ棒)、スコップ

 このルートであれば、現役の標準装備ですし、アウトバックで出会う者は皆所持しています。装備が無かった場合の諸々リスク、近くのグループが事故に合う可能性もあります。
グループメールの反応が今一つなのも、装備に対する懸念(装備の無い人とは行きたくない?)があるのではと推察します。

 当方、先日初めてビーコンを装着しましたが、講習も受けておらず使える自信がありません。
 ビーコンは秀岳荘でレンタル可能です。
 1泊2日 3,000円、1日延長 2,000円

02 Tombo

 遥か昔にアマゾンの米国サイトで”back-country ski”(以下bcs)という言葉を初めて見た時訳が分からず、西海岸から見るロッキー山脈front-sideの反対側back-sideでのスキーは何か特別なのだろうかと思っていた。

 bcsはご存知のようにスキー場外の面白そうな斜面を滑る事を目的としたPlayで、雪山歩きを楽しむ山スキー(ski-touring)や我々が行っているスキーを使っての積雪期登山とは目的が違う。bcsでいう面白そうな斜面は往々にして雪崩前科のある場所が多く(立木が少ないのには訳がある)、その斜面を横切るようにすべるのでスキーヤーは雪崩対策を考慮する必要がある。更に、総務省統計によると、日本でここ20年ほどの雪崩による死亡人数はリクリエーション中が毎年2-17人、年平均7人で内訳は登山が40%(3人)、bcsが30%(2人)の割合。それぞれの参加人数x日数で割るとbcsの方が確率は高い。

 雪崩ビーコンについて、私の探した資料では雪崩完全埋没者中15分以内にビーコンにより生存救出された例や数字は見当たらなかった(スイスやカナダにはあるらしい)。私は現物を知らないが価格/スペックを見る限り、我々の行う積雪期登山では雪崩れそうな場所をハナから避けようとすることや上記確率から言っても、無用の長物に思える。ただし山岳部部員が、まともに作動するビーコンを全員携行するのはいいことで、否定はしない。山岳部でもし今度死亡遭難が発生したら昔とは違って即休部、ことと次第では廃部が起こりえる、更には裁判沙汰なども考慮すると、いわゆる専門家による仮定法過去論調に対し隙を与えないためにも手段を取っておくのは良いことだと思う。

 EUや米国ではビーコンに替わりリフレクターが使われているらしく、これはユニクロ店などでみる盗難防止タグそのもので、bcsの用具(ヘルメット、防寒具、ザックなど)に縫い込んだものを製品として販売している。ただしこのシステムには何kgもする高価な発信探査機器が1台は必要。
 AppleのAirTagという概念は個人情報保護を無視しているが、bluetooth同士の円の交点を出しそれをGPSと連携させ遺失物などの位置を確定している(私は実感したことがある)。スマホが衛星経由の通信になったら山の中でも使える。春夏秋冬の年寄り登山には常携行品になると思う。

03 Yamakoziki

 後輩に雪崩講習を行っている会員が居て、彼はビーコンを常備しており、同行者にも携行を求めます。知行同一と言う思考もやむを得ません。オロフレ遭難後に北大学生部は山岳部にビーコンを支給したとも聞きました。
 当方はビーコンが万能だとは思っておりません。何故ならば、雪崩に埋まった場合の生存時間は18分と聞きます。(秀岳荘の店員情報)救助できる可能性は低いです。逆に18分の中で何が出来るかと考えるとビーコンが必要だとも言えます。

 この環境で、今回の山行にビーコンを所持しない理由は、「雪崩そうな場所は避ける」に尽きます。具体的には1 ルート上で雪崩が発生した過去情報が無い、2 ルートはbcs化しておりトレースがある(だろう)、3 参加者には雪山経験(降雪直後は特に注意)がある。となりますか?

 当方もAir tagの電池を交換し、使えるか試したいと思っておりました。4Gが使えればwifiが無くともbluetooth通信で探せますが、貫一沢は通信圏外ですし、bluetoothの雪中通信が不明です。
 配信間違いメールから学習したと言うことで、ホテル・カリフォルニア(送信時点)には宿泊します。(神威山荘から中ノ岳往復(ペテガリ最短ルート偵察)を計画していたのですが、同行者が居ない)

04 Tombo

 昔、雪崩にあったら、泳げ(表層に出るためらしいが、スキー、ストックを着けては無理だ)、埋もれたら雪が固まる前に体を動かせて空間を作れ、と言われた。欧・北米の雪崩関連の統計では、埋まってから救出迄15分なら90%、45分もかかると20-30%の生存確率だそうです。埋まったら顔の周りの空間は自分の呼気で氷化し始めポリ袋をかぶせられたようになり最後は心肺停止。上記生存率はその空間の大きさによるのです。雪崩死亡者の80%は窒息死、20%は樹や岩に激突して死亡。店員が18分と言ったのは根拠がない。

 Bluetoothの規格は優れもので、Bluetooth同士で送受を繰り返し波長の位相差などで互いの距離や方向まで割り出すこともできる。ビーコンなどとは比較にならない。ただ今のところスマホが基地局と交信できることが必要。

05 Yamakoziki

 秀岳荘の店員情報も次元違いではないので、雪崩講習会を受講したのでは無いかと推察します。
 泳ぐ話は現役時代に教えられましたが、仰言るとおりスキーを履いていたらアウトですし、靴とスキーには流れドメもあります。45分でも生存可能性があるのは知りませんでしたが、よほど条件が良かったのでしょう。運動エネルギーが停止後に熱エネルギーになることを考えると氷化は恐ろしいです。頭が下になることを考えると、ゾッとします。
 Air tagの初期化に手間取り、近所では実験できていませんが、一度雪に埋めてみます。

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